粗利額800万円をいくつもつくるという考え方

粗利額を決めるとビジネスはうまくいく

粗利額と粗利率から売り上げ目標額を決めるという順番が大切な話です。

売上高 - 仕入れ額 = 粗利額

売り上げ金額から仕入れの金額を引いたのが粗利額になります。1億円で仕入れた商品を1億円で売ったら「売上高1億円」になります。でも、仕入れが1億円ですので「粗利額0円」です。

だから売上高の大小は、何の基準にもなりません。

■本当に必要な基準は、粗利額です。

1人~2人でビジネスをする時に最初の3年間で考える粗利額は年間800万円です。2人で1,600万円を目標にします。こちらに詳細をまとめました。

ビジネスの考え方 小さな会社の場合 粗利額800万円で考える

■粗利額を上げるには粗利率を上げる

粗利率10%の場合、8,000万円を売り上げないと粗利額800万円になりません。

粗利率90%であれば、900万円の売り上げで粗利額800万円になります。

売っても売っても儲からないのは、粗利率が低い場合です。

■粗利額800万円がクリア出来たら次の目標をつくる

粗利額800万円をもっと増やすと考えた時に、普通は今の仕入れを増やして大きくしようと考えます。仕入れを倍にすれば粗利額も倍になると考えがちですが、ほとんどうまくいきません。

粗利額の配分方法

では、粗利額800万円になった時に、その分配のやり方です。

20% 会社の利益
40% 販管費
40% 人件費

この割合になるようにします。

20% 160万円 会社の利益を最初に取っておきます
40% 320万円 事務所や店舗の賃貸料、光熱費、レンタル機器、借入返済など
40% 320万円 自分一人でやっているならこれが給料

会社を継続していくには、このパーセントで決めると楽に回せるようになります。

人件費40%と販管費40%の割合は、やっているビジネスによって調整します。販管費があまりかからない場合は、人件費を多く出来ます。

■本当の節税はないと考える

節税対策にいろいろなことを考えますが、お金が減らない節税対策はほとんどありません。

また、良く知られている共済関係は、課税の先送りです。

小規模企業共済
経営セーフティー共済

などは、受け取る時期をうまく調整しないと結局課税の対象になります。

期末近くになって、必要ないものを買うのは節税とは言いません。

つまり、本当の節税対策はありません。タイミングをずらすことで課税を調整するということを節税対策として言われていることになります。

法人税はいくら支払う

粗利額が800万円で利益が160万円になったとします。

この時の法人が支払う税金は47万円です。

利益×25%+7万円が大体の計算式になります。

法人は、法人税、法人事業税、法人住民税で約25%になります。これに、均等割りが7万円プラスされます。

儲けが0円でも7万円は毎年掛かります。

■利益に対して税金を払えば現金が残る

利益160万円に47万円の税金を支払うと残りは113万円です。

ちなみに無理な節税(と思われている事)をした場合

20万円のパソコン、10万円の電気製品、20万円の事務用品、5年落ちの中古車100万円を買って、最終的に利益が10万円になったとします

利益10万円に対しての税金は約10万円です。

パソコンも車も電気製品も残るし、税金も安くて良かったと思うなら、それは間違いです。

毎年これを繰り返していると会社にはお金が残りません。いつも月末の支払いに追われるようになります。

パソコンも車も資産価値は帳簿上0円です。何の価値のないものにお金を消費しただけになります。

■利益に対して税金を払わなければ現金は残らない

もっと言いますと、借入金がある場合には、税金を支払った後の残高から返済します。利益160万円で47万円を支払った後の113万円が返済に充てられる金額になります。変な節税をすると返済できないことになります。

いつまでも利息しか払うことが出来なくなります。利息は損金に入れられます。元金は、元々借りる時に売り上げでなく借入金で処理しているので、借入金の返済は、税金を支払った後でしか出来ません。

お金を使うなら利益が出ることに使う

パソコンや車には資産価値がないという話をしました。でも、ビジネスにパソコンや車は必要です。

・パソコンを使うと作業効率が10倍アップする。
・車を使うと時間短縮になる。

こんな時には、パソコンや車を買う必要があります。つまり必要経費になります。節税対策とはぜんぜん違う話になります。

利益を最大限増やすためにお金を使う、この使い方は重要になります。

■家と車は価値0円、土地だけが財産

例えば、個人でのお金の使い方を考えてみます。大きな使い方として、家と車があります。財産として購入すると思いますが、決して財産にはなりません。

買った瞬間に価値が下がり、家は22年で価値が0円に、車は5年で価値が0円になります。土地だけは価値が0円になることがありませんので、財産となります。

・車は5年乗っても数十万円で売れるから価値はあるのでは?
・家だって少しは値がつくけど、と思われると考えます。

これは複式簿記の考え方です。会計上は、こうやって考えますという話になります。

個人のお金の使い方は、全て消費に使っていると言っても良いくらいです。

■何が利益が出る使い方かいつも考える

ビジネスのお金の使い方は、投資してそれ以上に回収できることが重要になります。

お金を使ったら、利益がプラスされて返ってくるというイメージです。

使い方にも色々あります。

1.安く仕入れて、高く販売する
2.作業の効率をアップして、販売量を増やす
3.お店の広告宣伝をして、集客数を増やす
4.新しいアイディアに使う

1~3番はわかりやすいですが、4番の新しいアイディアに使うのは、勇気が要ります。挑戦して失敗した時には、投資したお金が0になってしまいます。

でも、この新しいアイディアにお金を使うことこそビジネスの面白さなのではと考えます。

税金を支払った後の113万円をどう使う

税金を支払った後にある113万円は、次のアイディアに投資します。

100万円を投資して13万円は残しておきます。

■100万円を投資して粗利額800万円にする

粗利率の高いアイディアに投資することで、利益を最大限多くします。

いきなり粗利額800万円になることは無いでしょう。粗利額800万円が達成出来なくても、少しでもプラスになればOKです。

■もし売上が0円になったら

ビジネスアイディアがダメだったという事になります。売上0円はありえない数字ですが、それでも100万円を失うだけです。

■元々の粗利額800万円のビジネスがあるので

1つ目のビジネスがあるので、次の年も113万円の投資資金があります。これを使い、新しいアイディアに投資します。

この繰り返しをしていくことで、粗利額800万円のビジネスが2つ、3つと増えていきます。

■投資しないで貯金することは一般人

投資して利益をプラスして回収するのがビジネスです。

儲かったお金を貯金するのは、ただの一般人です。お金の価値が下がっている現在は、貯金するだけで目減りすることになります。

まとめ

粗利額を800万円として考える

1つクリア出来たら、次のアイディアを考える

これが正解ではありません。1つの基準として見てください。

基準があると、自分のビジネスではこうしようという考えが出来ると思っています。

長文にお付き合い下さりありがとうございました。

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