お祭りの出店でビジネスの基本を考える

夏は地域のお祭りが開催されます。ここに出店すると、ビジネスの基本が凝縮されていると考えます。実際に、今年は出店しますので、かなり詰めて考えました。

誰に来てほしいか考える

お祭りなら、子どもたちが喜ぶものをしたいと考えます。100円玉を握りしめて、何に使おうか考える世代が一番のターゲットです。小学生から中学生に絞って考えます。

何を出店するか検討する

まずは、出店を何にするかですが、日数が限られているので、もし雨で中止になった時に売り上げが0になっても、他で売り抜けられるものを考えます。

●生ものを扱う飲食系は、リスクが高いので無しです。

●金魚すくいも生もの系として無しです。

食べ物関係は、今回はやりません。

短い時間で効率よく売り上げられるものにする

その次に、時間当たりの売り上げを考えてみます。夏祭りが夕方から夜の時間だけですので、4時間とします。

●輪投げをすると、1人2分とすると、4時間(240分)で120人になります。1回100円だと12,000円です。射的も同じか、回転が悪くなります。

もう少し回転を上げないと売り上げが上がりません。

●くじ引きをすると、1人1分とすると、4時間で240人になります。1回100円で24,000円です。

このくらいで考えてみました。1つ目は、くじ引きに決定します。

もう一つ、カタヌキも考えてみます。

●カタヌキの受付は、1人30秒とすると、4時間で480人になります。1回100円で48,000円です。テーブルでカタヌキをするのにイスが必要です。20人分用意すると、480人を回すのに24回転になります。

かたぬきで10分掛かっても、24回転なら240分ですので、十分に回せます。

ということで、2つ目はカタヌキに決定します。

最終的な売り上げの予測は少なめに

完璧な計画をして、予測を立てても、そんなことはありえないので、最終的な売り上げ目標は50%~70%とします。

●1日当たりの売り上げ計画

くじ引き24,000円+カタヌキ48,000円=72,000円(100%の場合)

●これを目標値50%と70%で計算してみると

72,000円×50%=36,000円
72,000円×70%=50,400円

36,000円から50,400円の間が売り上げ目標です。

●4日間のトータル目標

今回は、4日間出店しますので、

144,000円から201,600円の間で売り上げ目標にしたいと考えます。

仕入れ値は半額に

仕入れ値を考えてみます。

くじ引きを1日240人、4日間で960人になります。だいたい1000回分を用意すると考えます。あたりとはずれの景品、クジ、クジ箱、などなどのトータルを50,000円で収めるようにします。

カタヌキは1日480人、4日間で1920人になります。2000回分を用意すると考えます。仕入れで50,000円とします。

くじ引きとカタヌキで100,000円が仕入れ値と考えます。カタヌキは、出来上がった時の返金分があるので、その分は売り上げから引くというように考えます。

お祭りに出店することを周知させる

お祭りの1か月前から、ホームページなどインターネットを使って広告をしました。出店する地域のお祭りは、規模も大きく、沢山の人が訪れます。集客的には、かなり簡単になります。

ポップをつくるのにアドバイスを頂きました

出店するテントにくじの案内や金額などを掲示するのですが、A4の紙は通常は白色ですが、黄色の紙にしてそこに印刷するようにしました。最後にパウチをしてきれいに仕上げました。

黄色の紙を使うとそれだけで目立ちます。黄色の下地に赤色の文字の組み合わせがお祭りでは目立つと考えます。他で出店している方からアドバイスを頂きました。

このビジネスが上手くいくかいかないかは、8月下旬にわかります

丁度、お祭りの真っ最中ですので、結果報告は後日したいと考えます。

ビジネスは、考えて先に投資して後から回収します。夏祭りで出店しているときには、計算が合っているか答え合わせをしているように考えます。

もし間違っていたら、修正すれば良いですし、合っていたら自信になります。

【追記】結果報告

結果は、こちらのページに詳細をけいさいしました。

→ 【結果】お祭りの出店でビジネスの基本を考える

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